2008年 10月 12日 ( 2 )

◎殺人鬼
探索者が小野純一の近辺を調査し始めた後、このイベントは起こる。起こすタイミングはシナリオの進行等考慮し、任意で構わない。テンポ的に、小野に化けた新庄と探索者が接触したその翌日を推奨。

早朝、向井修身が首無し死体として発見される。
発見された場所は津川町にある向井の自宅、玄関前。発見者は新聞配達員。

向井は昨晩9時頃、いつものように組員の運転する車で帰宅。その後、邸内に住み込みの組員3名とリビングで酒を飲み、日付の変わった1時まで宴会を続け、就寝。他3名も向井が自室に入った後、リビングで眠りについた。
3時過ぎ頃、電話が鳴った。組員の一人が気付いたが取るのを遅れた。切れたか、自室に電話のある向井が取ったかのどちらかと思い、そのまま寝た。

向井の部屋に争った痕跡は無く、警察は組員の証言などから向井が何者かに電話で呼び出され、外に出たところを殺害されたと見ている。
通話記録から、深夜の電話は向井の自宅傍の公衆電話からされたことが判明する。指紋などの証拠となるものは出ない。不審者の目撃情報もない。

・つけねらう殺人鬼
探索者の一人に箱が届く。玄関など外の目立つ個所に置かれている。
箱の中身は、向井修身の頭部。「次はおまえだ」と血で書かれたメッセージペーパーを口に咥えている。正気度ロール(0/1D3)。

この時点で探索者は新庄重児に命を狙われることになる。
新庄は、疑うものはすべて始末するしか自分が助かる術はないと思っている。逃亡も考えていたが、極度のストレスが狂った殺人鬼の本性を呼び覚まし、そうした思考に到らせた。

新庄は探索者が一人になったところを狙う。暗がりの背後からガロットで首を絞めるのが彼の常套手段。
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◎小野純一
小野純一は既に殺害されている。四肢と首、胴、腰を切断した状態で密封したビニールに入れられ、彼の暮らしていたマンションの冷蔵庫の中に隠されている。
小野純一を殺害したのは「新庄重児」、顔を小野に似せ整形し、すりかわった。新庄は恵を騙し、死体のある部屋に女を連れ込むことにより変質的な興奮を得ていた。
しかし、恵が殺され、捜査網が津川町に及び逃亡が難しい状況などから、新庄は精神的に相当追い詰められている。死体を残したことがそれにさらなる拍車をかけている。

・接触
新庄は小野のマンションに閉じこもっている。事件の推移を見つめているが、完全に逃亡の機会を逸した状態。
小野のマンションを訪ねれば、彼と会う機会を得れる。新庄にしてみれば少しでも情報を得たいので探索者は恰好の相手。流石に死体のあるマンションには通さず、近所の喫茶店を指定する。

「僕は恵を心から愛していた。ヤクザとか組長の娘だとか関係ない」
「彼女のお父さんが亡くなって、組長の座を狙った内部抗争が起きるのは誰だって予想する。そして矢面に立たされるのは恵だ。そんな時期だからこそ、もっと恵に注意を向けてあげるべきだったんだ。僕はなんて…無力なんだ」

彼は恵が組の金を持ち出したことは知らないという。

「ひょっとしたら僕と逃げるために…。そんな…」

彼は自分の不利益となる情報は一切話さない。都合が悪い質問は白を切り、早々にこの場を去ろうとする。多くの女を騙してきた天性の詐欺の才能を有する彼の態度から、<心理学>等で怪しい部分を見つけることはできない。

・小野純一の部屋
3LDK。うち一室は仕事部屋で、写真の現像室を兼ねる。この部屋に情報となるものはないが、新庄が放置しているため、機材や床に埃が積もっている。

冷蔵庫の冷凍室に小野純一のバラバラ死体がある(SAN 0/1D3)。新庄に会っている者は、<アイデア>で顔が新庄に似ていることに気付く。
死体は冷凍されているため死亡時期を推定することは、見ただけでは無理。

押入れに、新庄が恵を騙して得た大成会の金2千万の入ったボストンバッグがある。新庄が姿を消した後は彼が所持しているので、見つからない。

・小野純一について
小野は28歳の男性で、京都出身。地元の大学を卒業後、京都でカメラマンプロダクションに所属し、25歳で独立。津川町に移り、フリーのカメラマンとして風景写真を主に雑誌社に寄稿していた。

雑誌社をあたれば、小野の寄稿が一月前からぱったりと途切れているという情報を得れる。契約をしていたわけではなく、フリーなので雑誌社側は特に気にしてないが、送られていた写真が続きのあるテーマもの(季節を題材にした自然の情景など、任意)なので、急に途切れるのは不自然とのこと。
また、小野は孤高な性格で、人付き合いは希薄であったが、それでも他のカメラマン仲間から彼を最近見ていないという話を聞ける。
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