人気ブログランキング | 話題のタグを見る

3.商社

バーナード商事を当たると次のことがわかる(適宜<交渉>等)。

◎商社マン
イギリスの陶器メーカーと取引を結んだのは「大家智広(おおや・ともひろ)」という人物。大家はシャーロック・ホームズの熱心なファンで、実は輸入した製品は海外のホームズもののTVドラマで使用されたティーセットと同じもの(量産品)。

大家は2年前、55歳で社を早期退職(この会社の定年は60歳)している。元々心臓に持病を抱えており、一人身だったこともあって療養施設に入って静かに余生を暮らすと周囲に語っていた。その施設は探索者の居る街にある。

・事故と商談
大家は20年前、オーストラリアに赴任していた。商談に向かう際に彼が搭乗したセスナが計器のトラブルからグレートディバイディング山脈の砂漠に不時着、悪天候が重なり3日間音信不通となる。天候回復後、幸いにも大家は無事救助された。不思議と大家に衰弱した様子は無く入院はせず、それどころかその数日後には予定していた商談をまとめた。

商談の当初の予定では、経営不振に陥ったコーヒー農園を買い上げリゾート地化する内容であったが、大家はこれを急遽取り止め農園に資金を投入し再建するプランに変更した。これは大家の独断で社内外から反発を招いたが、結果的に農園で生産された良質なコーヒー豆を専売することで社に莫大な利益をもたらした。

この功績が認められ大家は帰国すると大幅な昇進で迎えられたが、本人はオーストラリアでのこと…とりわけ事故があってから商談に至るまで、をよく覚えていないと語っていた(同僚はとぼけていると解釈している)。

→甲虫
商社の取引先であるコーヒー農園のことを調べると、10年前にこの周辺でカブトムシの固有種が見つかっていることがわかる。もしリゾート地として開発されていたら絶滅していたと推測される。

※このカブトムシは偉大なる種族にとって非常に重要な意味を持つ甲虫種のルーツの1つであった。
by nurunuruhotep | 2015-12-28 17:16 | Coffee Saucer | Comments(0)