1.イントロダクション

舞台は現代日本、探索者が行きつけの喫茶店「雨月珈琲堂」より物語は始まる。時期はシナリオに関係する冷たい飲み物がメニューにあって自然な夏とする。

探索者は喫茶店のマスター、「雨月秋成(うげつ・あきなり)」からある話を聞く。

「ちょっと不思議なことがありまして…」

三日前の開店前、雨月が喫茶用具の中に見覚えの無い道具が混じっていることに気が付いた。
それはアイスピックで、キッチン側の用具棚のカップに紛れていた。所持した記憶は無いという。店で出す氷は業務用の製氷機で作っている。
飲食店の性質上、戸締りはしっかりしており、ドアや窓から誰かが侵入した形跡は無かったと雨月は語る。実際に店内に出入り可能な個所を調べても、侵入の証拠は出てこない。

その日に変わったことが無かったか雨月に尋ねると、「そういえば…」と開店前にキッチンの排水口が詰まっていたことを告げる。
雨月はこの時、少し酸えた臭いを感じたというが、季節的な要因(下水道の汚臭)だと思った。10分ほど水を流し続けたことで悪臭は無くなり詰まりは元に戻った。現在はキッチンの排水口に異常は無い。

雨月はこの「ちょっとした不思議」の解明を探索者に依頼する。

・アイスピック
鋭いニードルに木製の柄が付いている。ニードルは上質なステンレス鋼(<地質学>等の鉱物知識)で、柄はアカシアの高級木(<生物学>等の植物知識)が使用されている。
柄の裏側に五角形の星型が刻まれており、<アイデア>でそれが後から彫られたものであることに気が付く。

形状から詳しく調べれば、このアイスピックがスコットランドのとあるメーカー(任意)製であることがわかる。一般の家庭向けのものではなく業務用で、日本では一部の輸入業者しか取り扱っていない。
業者を当たれば、そのメーカー製の道具がこの街にあるバー「エティテス」に卸されていることを突き止める。事前に雨月が調べていて、情報を探索者に提供する形にしても良い。
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by nurunuruhotep | 2014-04-29 20:23 | Iced Coffee | Comments(0)