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12金月会

近年日本に於いて目立った動きを見せる大陸系のマフィア。ドラッグ、人身売買、強盗、殺し…と金の為には手段を問わないが当局の捜査から巧みに逃れる狡猾な集団。この街では繁華街を中心に暗躍している。
繁華街にある高級中華レストラン「王月(おうが)」を根城にしており、レストランのオーナーである「ジェイソン・リンチー」は街に潜む者達のリーダーである。

ジェイソン・リンチーは白銀の中華服を身に着けた細面白面の小男の中国人。彼と幹部は主に王月の別室(オーナールーム)に居る。
リンチーはいずれは十字組を排除し、この街の裏社会を完全に掌握しようと考えている。探索者が彼に接触した場合、リンチーは協力者を装い探索者を利用しようとする。場合によっては銃火器等の武器を探索者に提供する。リンチーにとって一番の結果は部外者の探索者が邪魔な猛造を始末してくれることである。

「タケゾウ狂っている。アタマおかしいよ。あんなヒトと取引するのワタシ恐いネ。街の平和守るタメ、ワタシと手、結ばないか?…なあに、キミ(達)やる仕事とてもカンタン。タケゾウの悪事暴いて、ケーサツに教えてあげれば良いネ」

ジェイソン・リンチーや金月会幹部は以下の情報を知っている。

・カニバリズム
猛造が金月会からアジア人女性を買い付けていることは事実で、買われた女は死体になって戻ってくる。死体には全身に獣が噛みちぎったような傷痕があり、内臓…とりわけレバーを中心に…が、ごっそり無くなった状態。女性達は金月会が手引きした不法入国者の商売女で、元から足が付き難い半身元不明者である。以前は年に数人程度の提供であったが、この数ヶ月でかなりの人数を渡している。その為、「在庫」が枯渇してきている。
猛造の回復との因果関係はわからないが、リンチーは頭がおかしくなった猛造が女を食していると思っている。

・星の智慧派
猛造が執心だった教団は‘星の智慧派’という名であることをリンチーは猛造本人から聞いて知っている。銀門鈴子がその教団のエージェントであったことも掴んでいる。しかし、元々実態のわからない教団であることと余計な揉め事の火種を作りたくない理由からそれ以上の詳細は把握していない。
<クトゥルフ神話>で、星の智慧派が黒い男(ニャルラトテップ)と関係する邪神崇拝組織であることを知っている。

・捕獲
ある男の捜索を頼まれたことがある。猛造の周囲を嗅ぎまわっていたホシミという男で、目撃情報を集め十字組に伝えた。ホシミは先日、猛造の側近の手によって捕まったらしい。

・居場所
リンチーは猛造の現在の居場所を知らない。それは猛造が隠れ家を頻繁に変える為である。しかし、近々「商品」の納入があり、居場所を掴めるという。
by nurunuruhotep | 2012-03-12 15:34 | マスカレイド | Comments(0)