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8.垣内竜太郎

県議会議員。6期勤め今期は議長の責を担っていた。54歳。建築土木行政に深く関わっており、道路や施設誘致に関連する部署や団体と太いパイプがある。

・入院
去年の12月2日、議会中に倒れ入院、重度の肝臓疾患が発覚。12月10日に緊急移植手術を行い成功、1月20日に退院し自宅療養中であったが、3月10日以降は検査と称し手術を行った沢木医院に入院中。一切の面会を謝絶しており、息子の事故の影響が強いとマスコミは憶測する。彼の手術を担当したのは天才外科医の呼び声の高い早乙女雄一郎である。

・蒐泊地区復興支援
垣内竜太郎は県山岳部、蒐泊(しゅうどまり)地区の地震災害に伴う復興支援を精力的に支援していた。
蒐泊地区は10年前の6月21日に当地を震源とする震度5強の地震に見舞われ、多くの村落や山野、道路が大きな被害を受けた。完全に土砂に飲み込まれた村落が出るなどその被害は甚大であったが、土砂による道路の寸断や2次災害の危険から被災地への外部からの進入は困難を極め、多くの死亡者、行方不明者を出した。10年経った今も尚地震の爪あとは残り、一部進入禁止の区域が存在する。
当時、垣内竜太郎は山岳部の道路開発の推進を県議会に提案しており、蒐泊地区もその区域にあった。そういった縁もあり、災害後は復興支援を強く呼び掛けた。地元のみならず全国のメディアに取り上げられ、結果このパフォーマンスが彼が議長職を担う礎となった。
※蒐泊地区及び地震については別項目(13、14)参照。

・沢木医院との関係
垣内竜太郎の後援会会長は沢木医院の経営者「沢木信義(さわき・のぶよし)…54歳」である。二人は中学時代からの親友で、患者と主治医の関係であった。沢木信義は一線を退き、現在は経営業に専念している。
※沢木医院については別項目(9)参照。

⇒垣内竜太郎の秘密
垣内竜太郎は、邪神ハイドラを崇拝する組織「月守(つくもり)」の秘術により生み出されたもう一人の自分から臓器を移植している。秘術から生み出される人間は「夜光(やこ)」と呼ばれ、夜光はアカバナ科の希少種「月霊花(げつれいか)」の花弁から分泌される特殊な成分を摂取し続けなければ肉体が急速に腐敗し死に至る。垣内竜太郎が移植した夜光の肝臓もその例に漏れず、彼は月霊花無しには生きられない体になっている。

垣内竜太郎自身は夜光や自分の体については何も知らず、度重なる入院生活に飽き飽きとしている。自分の息子が死んだことよりも、飲酒と複数人で女と情事に及んでいた痴態をマスコミに知られることを心配している。

・夢
垣内竜太郎は手術をしてから奇妙な夢を時折見ている。内容はいつも同じで、紫色の花が一面に咲く丘で、複数人と花を摘む。その摘んでいる者が皆自分と同じ容姿をしている。丘はどこか見覚えがある場所だが思い出せない。何故花を摘むのかわからないが、強い使命感に駆られるという。
この話は本人以外に妻や秘書など彼に近しい者も知っている。

夢に出る花は月霊花で、その画像を彼に見せればまさしく夢のものと同じと答える。
by nurunuruhotep | 2009-08-21 22:00 | 月狂 | Comments(0)