カテゴリ:HIZUMI( 19 )

「HIZUMI」は現代日本を舞台にしていますが、シナリオが書かれた当初の1996年に設定することをお勧めします。

ブログですので最新の記事が上がるため、「HIZUMI 前書き」の記事から上に読み進めてください(この記事が最後になります)。

感想。

当時、菅野美穂主演でイグアナの娘というドラマがやっていてね…。

現代日本的な要素は結構、盛り込めていると思います。女子高生は怖いですね。

尚、イルイイ族だとかムシュルフシュイだとかはまったくのでっちあげです。そんな部族もイグの別称もどこを探しても存在しません(はず)。

雑誌掲載分はこれで終了です。
これからは、未発表のシナリオをだらだらとあげていくつもりです。暇な時にでも読んでいただければ幸いです。

次は初心者用の簡単なシナリオを掲載予定です。
クトゥルフなのに3時間程度で終わるやつです。お手軽ですよ。
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甲斐里 早緒(かいり はやお)
男性、28歳。私立探偵。探索者の知人。
STR11 CON10 SIZ12 INT15 POW17 DEX16 APP13 EDU17 SAN70
耐久力11 dbなし
技能:言いくるめ70%、説得70%、オカルト70%、回避65%、隠れる65%、隠す60%、聞き耳70%、目星85%、クトゥルフ神話15%、忍び歩き55%、心理学50%、追跡80%、図書館75%、法律65%

柳波 喜理(やなみ きり)
女性、16歳。津川学院高等部1年生。御高翔子の友達。
STR 8 CON10 SIZ10 INT13 POW12 DEX12 APP14 EDU13 SAN60
耐久力10 dbなし
技能:言いくるめ75%、隠す50%、オカルト20%、目星50%、聞き耳55%、異性を誘惑する65%、芸術(音楽)30%

北原 ツトム(きたはら つとむ)
男性、22歳。売春や薬を密売しているグループのリーダー。
STR14 CON15 SIZ14 INT14 POW16 DEX16 APP13 EDU16 SAN40
耐久力15 db+1D4
技能:言いくるめ75%、回避45%、隠す65%、隠れる55%、聞き耳65%、経理40%、写真術30%、説得65%、追跡40%、値切り75%、目星65%、拳85%、蹴り70%、頭突き50%、マーシャルアーツ30%

南城 宗達(なんじょう そうたつ)
男性、42歳。青薙組組員。サイドワインダーを北原たちに流している。
STR13 CON14 SIZ13 INT16 POW11 DEX13 APP11 EDU18 SAN55
耐久力14 db+1D4
技能:言いくるめ85%、隠れる65%、聞き耳70%、経理50%、心理学50%、説得80%、ナビゲート35%、値切り85%、法律65%、目星75%、薬学30%、拳75%、蹴り60%、頭突き40%、グラップル75%、マーシャルアーツ35%
武器:45口径オートマチック65%、1D10+2(1/R)

御高 翔子(みたか しょうこ)
女性、15歳。津川学院高等部1年生。イグを奉る部族、イルイイ族の血を引く。
イグ信仰のあった場所で強姦され、正気を失い、眠っていた力に目覚める。自分を汚されたこと、イグの子供たちが捕らえられていることから憎念を抱く。
彼女はイグから力を得ている。イグの力が働いている時は、肉体が完全に消滅するまで目的を遂行しようとする。耐久力0になっても死なない(※)。能力値はイグの娘としての値である。
STR25 CON20 SIZ10 INT13 POW20 DEX18 APP16 EDU15 SAN 0
耐久力15(※) db+1D6
武器:手で掴む90%、1D6+db(1D6)、噛みつき95%、1D8+噛まれると即死
呪文:イグの子供の召喚/従属、イグとの接触
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このシナリオを生還した者は、1D10ポイントの正気度を得る。
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儀式の情報を掴み、儀式のある日時に、社のある山の所定の場所に行くと以下のことが起こる。

・儀式
山のエリアには、(無事ならば)北原とその仲間5人と、3人の黒いスーツ姿の男達がいる。3人のうち、背が高く右頬に傷のある男が全体のリーダーらしく、細かい指示を出している。彼が南城宗達である。
北原たちは南城の指示のもと数体の死体を運び、地面に規則的に並べる(SAN 0/1D6)。その後、南城は手帳を取り出し、呪文を読み始める。≪イグの召喚/従属≫を知っている者は、その一節であることに気付く。

ここではいろいろな展開が考えられる。探索者が出て行って南城たちの儀式を阻止するかもしれないし、推移を隠れて見守るかもしれない。また、この時、北原(あるいはその仲間)が探索者に情報を漏らしていたら、南城は責任を取らせ北原を始末するかもしれない。
いずれにせよ、次のイベント(イグの娘=御高翔子の出現)を起こすタイミングは、この場の状況を十分に考慮すること。


◎イグの娘
不意に、辺りが暗くなる(夜間なら照明機材が消える)。その後、エリアの一角にポッと明かりが灯り、そこにパジャマ姿の御高翔子が現れる。翔子は地面から数十センチのところに浮かんでおり、瞳は獣のように闇の中で爛々と輝いている。

南城が(探索者との衝突で)まだ無事なら、彼は翔子に拳銃を発砲する。これによって、翔子の頭の一部が脳漿を散らして吹き飛ぶが、彼女は身じろぎもせず南城に近付き、彼の頭部を掴むとまるでトマトのように簡単に潰してしまう。

南城を殺した同じような方法で、翔子はこの場にいるすべての者を殺そうとする。逃げようとする者は、イグの子供(猛毒を持つ蛇)が寄ってきて足首を噛み、毒で殺してしまう。

この時、<聞き耳>に成功すると、翔子が「ユルサナイ…コロスコロス…ミナゴロシダ…」と呟いている声を聞く。

・復讐
北原がこの場にいる場合、翔子は彼を他とは違ったやり方で殺す。
恐怖に震える北原に翔子はそっと触れると抱きつくように体に腕を回し、彼の唇に自分の唇を近付ける。唇同士が触れるか触れないかぐらいで、翔子は割れんばかりに目を見開いて、北原の体を両腕で締め付け、まるでタオルを絞るかのようにねじ切る。それはまるで蛇に巻かれた獲物のように見える。

・説得
探索者がもっともらしいことを言ってるようなら、翔子の手から逃れるため、<説得>を試みさせても良い。翔子のターゲットはあくまで自分にひどい仕打ちをした北原や南城たちであり、探索者を見逃す可能性はある。

これらの惨状を見た者は、正気度ロールを行う(1/1D10、イグの子供は0/1D4)。
また、<POW×3>ロールで「儀式」の間中、翔子とは別に山全体からただならぬものの気配が漂っていることに気が付く(SAN 0/1)。それがなんなのかはっきりしたことはわからないが、爬虫類の視線のような冷たい感じである。

翔子は虐殺を終えるとイグの子供たちと一緒に山の奥へと姿を消す。
もし、翔子に付いて行く者があれば、その者は二度と他の探索者の前に現れることは無い。一生、イグに仕えることになる。
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◎北原の仲間
北原のマンションには、女子高性の他、チンピラ風の男が何人か出入りしている。この連中は、北原と一緒にサイドワインダーを売りさばいたり、売春の手引きをしている。北原と親しく、かなりのことを知っている。

1.北原ツトムにサイドワインダーを流しているのは、青薙組組員の「南城宗達(なんじょうそうたつ)」という男である。

2.サイドワインダーは、定期的にある場所で特殊な蛇を捕獲し、その毒を材料にしている。

3.サイドワインダーの精製方法、特殊な蛇のことなど情報を提供したのは大学教授である。

彼らは蛇の獲れる場所や教授の名前は知らない。

探索者が派手に北原のことを嗅ぎまわったりすれば、彼らの方から痛い目に合わす目的で接触してくる。


◎北原ツトム
北原は、日焼けした褐色の肌の筋肉質な体の持ち主で、長い髪を金色に染め上げている。グループの連中に指示を出す都合上、マンションの自室から外にはあまり出てこない。

北原は上記全ての情報に加え、「儀式」について知っている。

・儀式
儀式とはサイドワインダーの材料となる蛇を捕獲するもので、津川学院大学の海士真純教授が発案した。海士は研究資金を得るため、イルイイ族が祭事で服用する蛇毒に目を付けた。そして青薙組の南城に話を持ちかけ、サイドワインダーが誕生した。
最初の頃は彼らの関係は良好だったが、最近になって欲を出しすぎた海士は南城の逆鱗に触れ、西原久実との心中に見せかけ始末された。

儀式には生贄用に人間の死体が必要で、青薙組が裏ルートから調達している。

儀式の場所は、山中のドラム缶が投棄されていた先の雑木林(9.蛇屋敷の項目)。日時は任意に設定すること。

・北原の自室
北原が住んでいるマンションは津川町の繁華街からやや外れた裏通り(いかがわしい裏街)にある。マンションといってもビルのような作りで、かなり古く、エレベーターは動かずコンクリートが剥き出しで退廃的な印象を受ける。

以下は北原の自室から見つかる情報。

1.儀式の場所と日時(メモ、留守番電話に南城からメッセージが入ってる等)。

2.海士の書いた研究ノート。イルイイ族の生贄の儀式について細かく綴られている。人間の生贄を捧げ、ムシュルフシュイ(ケツァルコアトル)の息子である蛇を呼び出すというもので、<クトゥルフ神話>に成功すれば、これがイグの息子を呼び出す方法であることに気が付く。

ノートを熟読(丸一日)した者は、正気度喪失0/1D3、<クトゥルフ神話>+1ポイント、<INT×3>で≪イグの子供の召喚/従属≫を覚える(召喚と従属それぞれにロール)。

3.御高翔子が屋外で複数の男に犯されている様子が撮影されてるビデオテープ。

・南城宗達
南城は儀式の日まで直接北原に接触しない。青薙組の他の組員は南城が独自のルートで薬を仕入れ、売っていることしか知らない。
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以下は、サイドワインダーの密売や売春グループなどについて探索者が調査するであろう場所や人物の情報。
重要なのは、探索者が「儀式」の日時と場所を突き止めることである。「儀式」は、イグの息子である蛇を捕まえてサイドワインダーを精製する毒を入手するためのもの。
儀式の日時は調査の進み具合を考慮し、任意に設定すること。目立たない夜間が望ましい。


◎売春嬢
北原ツトムのマンションには何人かの女子高生が出入りしている。彼女らは北原が仕切る売春グループのメンバー。

彼女らのやり口は、街を歩き目ぼしい客を捕まえるというもの。彼女らはトラブルが発生した場合、北原に連絡し、腕っ節の強いチンピラ連中が駆けつけ対処する。
稼いだ金はすべて北原に集められ、そこから額に応じた金が支払われる。また、北原の指示で各行為は細かく値段設定がされている。
決まりを破った者には北原から厳しい制裁が加えられる。

売春グループの少女達は、北原に対する恐怖と後々のこと(警察沙汰)を心配し、自分から積極的に口を割ろうとはしない。金を積んだり、暴力に訴えたり、直接的な手段が効果的。但し、あまり詳しい情報は知らない。

北原のところにヤクザ風の男(名前は知らない)が出入りしていることや、北原がサイドワインダーをその男から得ているらしいといった程度の情報。


◎柳波喜理
柳波喜理は北原のところで売春を行っている女子高生の一人である。他の少女達とは違い、今回の事件についてある程度の情報を持っている。
西原久実が見つかった後なら、彼女から次のことを聞けるかもしれない(喜理は今度は自分が狙われるのではないかとかなりびくついている)。

・御高翔子と北原ツトムの関係
喜理と久実、翔子の三人は北原の庇護の下に売春まがいなことをやっていた。下着や体液を売るだけで、体を直接使うことは一切やっていなかったと言う。
翔子は北原のことが好きで、サイドワインダーの密売をやめるよう何度も頼んでいた。

「…ピタゴラス様で石が割れた後、やっぱり翔子が心配で久実と一緒に学校に戻ったんです。校門から出ようとしてる翔子見つけたんですけど、何か声かけづらくて…、二人でそっと翔子の後をついて行きました」

「翔子、社のある山の方に歩いてって、最初ホントに呪われちゃったんじゃないかと思ったんですけど、そこに北原さんがいたんです。たぶん薬売るの止めさそうとして翔子が呼び出したんだと思います。かなりもめてたみたいですけど、しばらくして男の人が5人くらい現れて、翔子を突然襲ったんです。北原さんも一緒に。ビデオカメラを持ってる人もいました。私、怖くて…、そのまま翔子見捨てて、久実と帰りました」

「…それで、次の日から翔子、学校休んじゃって。久実が、このこと警察に話そうって言って、でも、そんなことしたら私達がやってたことがバレちゃうって思って、それで、北原さんに久実が警察にチクろうとしてること喋ったんです。そしたら、久実がああなってしまって…。こんなことになるとは思わなかったんです(泣き出す)」
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津川町のいかがわしい場所でのやり取りや、中高生などからサイドワインダーを入手できる可能性がある。
サイドワインダーは、使い捨て注射器と一回分の使用量が詰まったアンプルの瓶がセットのケースに入った状態で売られている。だいたい1万円前後の値段が付いている。

・禁断症状
サイドワインダーの影響は、幻覚症状と物凄い強精作用。トリップし、性交をしたくてたまらない状態になる。
投与した者は、POT10でCONでの抵抗ロールを行う。失敗すると、CONを永久に1ポイント失い、成否に関わらず正気度を1D6失う。

サイドワインダーには常習性がある。一度でも打つと、1D10日の間、一日に付き一回<CON×5>ロールを行い、失敗すると耐久力を1ポイントと1D6ポイントの正気度を失う。
正気度を失うと、サイドワインダーが欲しくてたまらなくなる。狂気に陥っているなら夢遊病者のように本来の意思とは関係なしに求めようとする。また、その手段を選ばない。
1D10日の期間中、さらにサイドワインダーを摂取した場合、残りの日数にさらに1D10日が加算される。<CON>ロールは追加で摂取した本数によって難度が高くなり、新たに打った一本ごとに×4、×3、×2…と倍数が減少していく。最後は×1のみのロールとなる。

最終的に正気度を失い廃人になるか、耐久力が0になって死ぬかの末路が待ち構える。

・青薙組とのつながり
闇社会に精通する者やマスコミ、警察などからサイドワインダーが青薙組の資金源になっているという情報を得れる。但し、確固たる証拠は無く、噂の段階。

青薙組は、ここ数年に台頭してきた暴力団で、過激な武闘派として知られる。関西広域で中小企業のいくつかと癒着しているとも囁かれている。
売春や恐喝、薬物の密売など、かなり派手に活動しているわりにはやり方が巧妙で、証拠不十分で警察も手をこまねいている状態。

・幻覚
探索者の中にサイドワインダーを試す者はいないと思うが、万一そのような無謀な者がいたら、その勇気に敬意を表して何かヒントとなる幻覚を見せても良い。

例えば、森の中で身の毛もよだつ様な視線(まるで爬虫類のそれのような)に睨まれている、というものなど。但し、イグが出てきて呪文を教える、といったあからさまなものは勧められない。
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山に捨ててあるドラム缶について調べれば(役所、警察、マスコミなど)、以下のことがわかる。

・平坂工業
ドラム缶を投棄したのは、津川町にあった廃油処理業者。平坂工業は雑木林一帯を廃棄場にしていた。これは不法投棄であるが、平坂工業が3年前に倒産したこと、市が財政難であることなどからそのまま放置されている。

・青薙組
平坂工業の倒産の裏に、指定暴力団、青薙組との癒着の噂がある。過剰な資金提供の末路であるというもの。
青薙組はここ数年のうちに台頭してきた暴力団で、京都を拠点に関西を中心に活動している。津川町にも事務所がある。
(※青薙組については、12.サイドワインダーの項目参照)
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廃屋で死んでいたのは津川学院大学文化人類学講座の教授、海士真純。痙攣し衰弱していた女子高生は西原久実である。

警察に通報すれば、探索者は当然事情聴取を受ける。拘束時間を交渉系技能や<信用>に委ねても良いが、下手なことをしない限りは長くても半日程度で放免される。

・警察の調べ
二人がこのような状態になったのは、探索者が見つける6時間から12時間前。
海士の死因はショック死で、体内から多量の蛇系毒物が検出。
西原久実の体内からも多量の蛇毒が検出され、危篤状態。

2人の体内から検出された蛇毒は、サイドワインダーと同じ組成で、警察も二人がサイドワインダーを使用したと見ている。

注射器から二人の指紋のみ(探索者が触ってなければ)が見つかったこと、西原久実の衣類や尿から海士真純のものと思われる精液が検出されたことから、警察内部では二人が無理心中を図ったという見方が大勢である。
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社のある小山は藪や林が多く、下準備なく社に辿り着くのは困難である。

・投棄物
山に入ってしばらく進んだ後、<目星>に成功すると、雑木林の奥にドラム缶が幾つも放置されているのを発見する。ドラム缶からは廃油があふれ、所々に水溜りを作っている。
その先に、草木が刈り取られた不自然な広がりがあるが、特に変わったものは見つからない。
(※投棄されているドラム缶についての詳細は、11.平坂工業の項目)

・社
社は山の中腹にある。
石を削った祠で、背の高い草の中に埋もれている。祠の中央に物が入るような窪みがあるが、そこには何もない。

特に情報となるものは無いが、<POW×3>に成功すると、足元を大きな蛇が通り抜け、草むらに入っていったことに気付く。一瞬のことで、その蛇の種類はわからないし、藪をつついても蛇を見つけることは出来ない。ただ、成人男性の腕ほどの相当な太さの胴に見えた。


◎廃屋
社の近くに木造平屋の建物がある。
古い様式の家屋で、屋根瓦の半分はなく、窓は吹き曝し、扉も外れている。
内部は、一応部屋の体裁は整っているが、板床はあちこちが抜け、蜘蛛が所々に巣をつくりネズミが片隅を走ったりしている。

部屋は全部で5つ。どこも畳は腐り、障子は完全に破れて柄が剥き出しの状態。
しかし、玄関から一番奥の部屋の障子は健在で、ほとんど破れず残っており手前の部屋との境を仕切っている。

・幻影
<POW×3>に成功すると、障子にあるシルエットが映るのを見る。
一人に襲い掛かる無数の手のシルエットで、バタバタとあがくその人影にいくつもの手が覆い被さっていく。
これを見た者は正気度を1ポイント失う。

・男の死体と女子高生
障子の向こうの部屋には、よだれを垂らし横たわる背広姿の中年男性と、津川学院の制服のブレザーを着て、白目を剥いて痙攣しているショートカットの少女がいる。
男は死亡している(SAN 0/1D6)。少女はかなり衰弱している。
2人とも左腕の袖を捲っており、腕には注射痕がる。傍らには注射器と空のアンプルの瓶が10本転がっている。
また、男は下半身裸でズボンと下着が左足に絡まった状態、少女も下着が右の靴に絡んだ状態である。

少女はくぐもった低い声で何度もこう呟いている。
「ミナゴロシダ。コロスコロスコロス…」

少女に対し、<医学>で、彼女が非常に危険な状態で病院で一刻も早い処置が必要であることに気が付く。

男は海士真純、少女は西原久実である。
(二人の状態等については10.つくられた死の項目)
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