カテゴリ:the Queen's High-way( 18 )

女王のハイウェイ。意訳すると公道、ロイヤルなメインストリートというニュアンスですね。

リンチ映画のロスト・ハイウェイやマルホランド・ドライブにあやかって付けました。Highとwayの間の「-」は舞台の高速の一定区間を表してます。女王がハイでウェーイじゃないですよ。意味深。

小さなイベントを積み重ねて1つのシナリオにするというやり方は以前からやってみようと思ってた試みで、そういう意味では今回は実験的な作品です。

イベントの数には悩みましたが、直接本編に関わる主軸が3つ(うち派手なものを1つ)、あとは補填用や軽いもの数個で中編程度の長さと考えていたので7つが妥当かな、と。他、超スピードで高速を駆けるターボJKだとか過去から精神交換で温泉地に現れたテルマエ・イシアンだとかいろいろ案がありましたがボツに。英断である気もします。

楽しんでもらえたら幸いです。いあいあ。
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原田 健二朗(はらだ けんじろう)
男性、51歳。分け有り少女達を囲う売春ホテルのオーナー。地元の裏社会に顔が利く。
STR13 CON15 SIZ14 DEX10 APP11 INT14 POW13 EDU18 SAN58
耐久力15 db+1D4
技能:言いくるめ95%、経理80%、コンピューター30%、写真術50%、心理学75%、説得80%、値切り90%、法律65%
武器:手斧20%1D6+1+db

中条 洵子(なかじょう じゅんこ)
女性、43歳。国土交通省職員。対策チームの責任者。
STR10 CON12 SIZ11 DEX13 APP14 INT15 POW14 EDU20 SAN70
耐久力12 dbなし
技能:オカルト35%、経理70%、コンピューター50%、信用80%、心理学70%、説得80%、天文学50%、図書館60%、ナビゲート95%、法律90%、物理学50%、英語60%

澤田 琢(さわだ たく)
男性、45歳。バス運転手。元個人タクシー運転手。犯人。
STR13 CON14 SIZ12 DEX14 APP10 INT11 POW11 EDU14 SAN40
耐久力13 db+1D4
技能:運転(大型車両)60%、運転(自動車)80%、機械修理30%、聞き耳50%、経理35%、重機械操作30%、ナビゲート70%、値切り45%、目星40%

高木 明星(たかぎ ひかる)
女性、16歳。売春ホテルで働いていた家出少女。異次元に置き去りにされている。
STR 7 CON11 SIZ 8 DEX12 APP13 INT 9 POW15 EDU 8 SAN25
耐久力10 db-1D4
技能:芸術(歌唱)35%、芸術(コスメ)60%、心理学30%、値切り50%

ヨモツイクサ
次元装置を守る防衛ドローン。戦国時代の甲冑を元にしている。
STR20 CON25 SIZ15 DEX10
耐久力20 db+1D6 移動 7
武器:太刀50%1D8+1+db
装甲:6
正気度喪失:0/1D3

飛行するポリプ
次元装置によって張られた結界に閉じ込められている個体。平均よりも大型。風を用いた攻撃方法や不可視状態等についてはルールブックを参照(固定攻撃は結果内に対象を引きずり込む効果とする)。
STR62 CON28 SIZ62 DEX14 INT16 POW18
耐久力45 db+7D6 移動 8/飛行12
武器:触肢85%1D10、突風70%db-1D6(20m毎)
装甲:4(皮膚)、物理的武器は最低値、魔力を付与した武器や熱と電気は通常ダメージ
呪文:任意に選択(攻撃の際は呪文よりも風を起こす能力を好む)
正気度喪失:1D3/1D20
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シナリオの大まかな展開としては複数ある怪異案件をそれぞれ解明して行き、そこから怪現象が起きるに至った理由を導き出し対応を決める流れになるだろう。最も穏便な解決方法は被害者を助け出すことである。異物を次元装置から取り除けば結界が再び張られ、ポリプが大っぴらに悪さをすることは無くなる。せいぜいが峠で無謀なレースを愉しむ輩のうち一人か二人が稀に姿を消す程度である。

◎報酬
このシナリオの参加者は1D6ポイントの正気度を獲得する。少女を救い出すことに成功した場合はさらに1D6ポイントの正気度を得る。もし飛行するポリプを倒すことが出来たのなら1D20ポイントの正気度が加算される。

◎タイムリミット
物語の解決にあたりポリプと直接対決する必要はないし、強力な神話生物との対面はリスキーで避けるべきだ。しかし、派手な演出を望むなら高速道路のトンネルからポリプが飛び出すなど破滅的状況を示しても良い。そういったパニック映画さながらな場面は解決に失敗した際のラストに配置したい。
このシナリオでは時間的制約を特に設けてはいないが、例えば被害者の残りの正気度が0になる(定期的に正気度ロールを行い失敗時に1D6減らすなど)ことで絶望の思念がシステムを狂わせ次元装置が停止する=結界が完全に消えるとすればバッドイベントの理由付けになる。

◎新たな怪異
解決のさらなるヒントだったり単に寄り道を増やしたいなど、自由に怪異を追加して構わない。

・テンプレート

【怪異】
■名称

■概要

■正体

【情報】
■情報源

■場所

■出現条件

【対決】
■遭遇

■対処法

■顛末
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【怪異】
■名称
七人ライダー

■概要
高速道路を爆走する6人組の死霊バイク。欠番の7人目を迎えようと生者を事故に導く。

■正体
フライングポリプの魔風によって命を絶たれた者達の思念。

【情報】
■情報源
・バイカー
走行中にふと気が付くと数台(4、5台?)のバイクに囲まれている。青白くおぼろげな外観。よく見るとヘルメットの中が骸骨で、マシンからはエンジン音が聞こえない。恐ろしくなり、無我夢中でスピードを上げて振り切った。

■場所
封鎖中の⑤SA付近。

■出現条件
バイクやバギーなど屋外車両で該当地点を通過。

【対決】
■遭遇
周りに突然6台のバイクが出現する。どの車両も搭乗者含め青白く冷気めいたガス状のものを帯びている。搭乗者はフルフェイスのヘルメットにライダースーツ姿。よく見る(<目星>)と話の通りにヘルメットの中から骸骨の顔が覗く。正気度ロール(0/1D6)。

事前に過去の事故(峠のアビスチャレンジ)を調べている場合、出現したマシンが全てその中に含まれている車両と一致していることに気が付く。

■対処法
実体が無いので物理攻撃は効かない。囲まれているので視界を遮られ通常走行が困難になる。

<操縦・運転(オートバイ等の該当車両)>に成功することで集団から抜け出すことが出来る。失敗した場合、<幸運>を行いこれにも失敗すると運転操作を誤り転倒する。<幸運>に成功した場合は<操縦・運転>を再度行う(失敗の度に同様の手順を繰り返す)。

走行中の転倒によるダメージの目安は5D6とする(<跳躍>による咄嗟の受身で1D6軽減出来る)。

■顛末
振り切った際に後方を確認すると怪異達が消えて行く光景を見る。車輪が回っているが前進しておらず、まるで見えない強い力によって後ろに引っ張られているかのようにして霧散する。
(※魔風に捕まった際の死の記憶を再生している)
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【怪異】
■名称
侍IXA

■概要
高速道路を彷徨う落ち武者の幽霊。

■正体
イスの次元装置を守護する侵入者排除ドローン「ヨモツイクサ」の一体が、システムトラブル(異物=被害者が装置に混入したことによる)により現実世界に紛れた。

【情報】
■情報源
・一般利用者
高速を運転中、緊急停止線内を人が歩いていた。戦国時代の甲冑を着けているように見えた。

・SA従業員
営業を終え店内を清掃していると窓の外に鎧武者が立っていた。驚いて腰を抜かしている間に居なくなった。

⇒上り(至大都市)での目撃情報が古く、下り(至小都市)になるにつれ新しい。近々の話は地点②となる。

■場所
地点②SA駐車場敷地内。

■出現条件
該当地点を探す。

【対決】
■遭遇
ヨモツイクサは本来の場所に戻ろうと要所を彷徨っていた。現在はエネルギーが尽きかけており、SAの駐車場
の物陰に身を寄せ動かないでいる。兜内部に動力となる球体が浮遊しており、それが鎧全体を操っている。
接触しようとすると球体が青白く光って防衛システムが作動し、襲い掛かる。

■対処法
遭遇から5R後にエネルギーが尽き、活動を完全に停止する。動力源だった発光球体は気化するように消滅し、鎧と刀がその場に転がる。

■顛末
鎧と刀に対し<歴史>で1500年前後の戦国時代のものと様式が非常に似ていることがわかる。但し、物自体は新品に近い状態である。
実際に戦国時代の代物だが、イスのテクノロジーによる時間が停滞した空間に保存されていたものなので炭素計測法等の一般的な方法で年代を特定することは不可能。

※パーツはこの個体の元の収納先の立方体(被害者が閉じ込められている)を開く鍵となる。
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【怪異】
■名称
逆さハイウェイ

■概要
天地が逆転している高速道路。

■正体
イスの次元装置を格納している異空間である。

【情報】
■情報源
・走り屋
深夜の高速を爆走中、いつの間にか天地が逆さまになっていた。呆気に取られた一瞬の後、我に返ると元の状態に戻っていた。

<医学>または<精神分析>→情報提供者及びその仲間の多くにアルコール中毒ないしは違法(相当を含む)薬物依存の症状がある。彼らは実際に走行当時、酒や薬を服用してチキンレースまがいの運転をしていた(所謂メスカリンドライブ)。

■場所
地点①~⑧の経路広域。

■出現条件
時速160キロメートルを超える速度で走行する。

【対決】
■遭遇
条件を満たすと次元の壁を超え異次元に出る(その際、MPと正気度を1ポイント失う)。天地が逆転しているが不思議と車体は落下しない。通信機器は繋がらず外部と連絡を取ることは出来ない。周囲を走る他の車両は無い(条件を満たしていないので)。
逆さまであること以外、道路や周囲の外観は現実世界と変わらない。SAやPA、ICの標識も同様。但し、それらの要所(SA・PA・IC)はイシアンが宿敵であるフライングポリプを閉じ込めた結界を張る次元装置の拠点となっている。各要所については「異次元」の項目参照。

■対処法
減速(停車)してから再び時速160キロ以上で道路を走行すると現実世界に戻る(MPと正気度-1)。

該当エリアから逸脱した場合は次元の狭間に弾き出される可能性がある。<幸運>を行い失敗すると、イスの時間移動テクノロジーに巻き込まれ何か良くないことが起きる。それは大陸が形成される以前のマグマ渦巻く原初や氷河期の極寒に飛ばされるかもしれないし、ティンダロスの猟犬の眼前かもしれない。
もし車両を操作しているなら<運転>に成功することで弾かれる前に該当エリアに戻ったことにしても良い。<幸運>ロールに成功した場合は、はじき出された個所が現実世界とする(MPと正気度-1)。

■顛末
異次元でのシナリオ上の主たる目的になるのは被害者を次元装置から取り除くことである。被害者を装置から除外すると、次元装置が正常作動しフライングポリプの居る地中に再び結界が張られる。

※「異次元」の項目参照。
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【怪異】
■名称
ヘルダイバース

■概要
地獄へダイビング、恐怖の高速バス(hell dive bus)。トンネルで死霊が蠢き地獄に誘う。

■正体
フライングポリプの犠牲者達の思念が危険地帯(ポリプのテリトリー)を通るバスに警告を発している。結界が弱まったことでトンネル内でポリプの起こす風の影響が出始めている。

【情報】
■情報源
・客
トンネルを通過する際に地鳴りのような低い音(呻き声?)やパチパチというラップ音がする。また、誰も居ないはずの席に青白い靄のようなもの(人影?)を見た。

・高速バス運転手
トンネルの途中で急に減速し出すことがある。通常時よりアクセルを強く踏んで対処。その際、背後に嫌な気配を感じた。恐ろしくなり詳しく確認はしなかったが、後ろに引っ張られるような妙な感覚を覚えた。後に車両を調べても整備に不良は無い。
この他、客同様に呻き声やラップ音のような妙な音を聞くこともある。最近では精神が参ってこのルートの運行を拒否するドライバーが多い。

■場所
地点⑥~⑦間にある経路最長のトンネル内部。

■出現条件
該当ルートを通過するバスに搭乗する。バスは小都市駅前乗車の大都市行き。探索者が乗るバスは偶然犯人「澤田琢」が運転する車両で、ポリプの風が干渉する(ポリプは大量のエサを得ようとしている)イベントが発生する。

【対決】
■遭遇
該当車両に乗りトンネルに入った時点で<聞き耳>に成功すると低い地鳴りのような音を耳にする。音のする方に目をやると誰も座っていなかった席とその周辺の通路に青白い靄が複数発生している。その内の1つははっきりと人の形を形成している。正気度ロール(0/1D4)。
人の形の靄はすうと腕を上げると進行方向とは逆、後部ガラスの先を指差す。すると車体が激しく揺れる。ドライバーが声を上げる。「引っ張られる!」
この時、ドライバーに理由を尋ねても「わけがわからない」「後ろに引っ張られる」と繰り返すのみで埒が明かない。目が血走り全身が小刻みに揺れており、明らかに恐慌状態にある。

■対処法
<精神分析>の半分に成功することでドライバーを恐慌状態から落ち着かせることが出来る。ドライバーからバスの操縦を代わる場合は<運転(大型車両)>の通常か<運転(自動車)>の半分に成功する必要がある。運転の際に強風に煽られた時に似た車体(アクセル)が重いような感じを覚える。
ロールに失敗するか、何も手を打たないでいる場合、バスが事故を起こす可能性がある(適宜対応)。バスが横転した場合のダメージは5D3とする(<跳躍>で1D6軽減できる)。

これらはポリプの起こした魔風によるものである。印象付ける演出として、事故の際に割れた窓の外に投げ出された客の一人が宙に舞って後方の彼方に消えて行くという場面を見せても良い(その客は結界を越えポリプの元に運ばれたので見つからない)。

■顛末
平静を取り戻したドライバーに話を聞くと、急に後ろに引っ張られるような感覚に襲われ焦ってしまった。理由はわからない、と答える。<心理学>を試みても嘘をついている様子は無い。
ドライバーは最近入社した人物でこのルートは初運行。当番の運転手が体調不良(死霊騒ぎの影響で精神を病んだ)で急遽変わった。

バスの運営会社を当たるとドライバー、澤田琢の経歴を知ることが出来る。前職はタクシードライバーで個人タクシーを営んでいた(「ゴーストキャブ」車両の元持ち主)。

本人に犯人であることを突きつけた際の処理は「犯人」の項目を参照。
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【怪異】
■名称
ハイウェイノッカー

■概要
トラック輸送中に貨物から内壁を叩くような音がする。

■正体
イスの次元装置のあるエリアに異物(捨てられた被害者)が混入したことにより、管理システム=イス人のプログラムがシグナルを発している。被害者の記憶が反映されたホログラムとして具現化している。

【情報】
■情報源
・物流トラック等の配送業ドライバー
運転中に背後の貨物内部がドンドン鳴り出す。物がぶつかる鈍い音のようだが、停車後に確認すると積荷が動いた等の異常は無い。決まって深夜1時ごろ、地点①~⑧間で断続的に起こる。

■場所
地点①~⑧の経路間。

■出現条件
該当する場所を深夜1時頃に走行。


【対決】
■遭遇
トラックの運転車両に搭乗している場合は体験者の証言同様、荷台の中から叩く鈍い音を耳にする(SAN 0/1)。停車後に調べても何も目ぼしい物は見つからない。

この時、貨物車両内部に居る場合、怪異と対峙する。
青白い光で模られた人型のシルエット…身長160センチ程の痩せ型の女性の形をしている…が横たわり身体をゆすって内壁を叩く。のっぺらぼうなので表情は読み解けないが、両手足が拘束でもされているのか前屈みに縮込んでいる。ホログラムのように触れると透ける。正気度ロール(0/1D4)。

■対処法
時間経過(数秒程度)で消える。

■顛末
消える寸前、内壁の一部が赤く光る。左上隅が3回、右下隅が2回。

※これはメッセージで、被害者が閉じ込められている立方体を開く為の符丁である。
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【怪異】
■名称
ゴーストキャブ

■概要
乗客を黄泉に誘うタクシーの怪談話。

■正体
被害者の恐怖の念と次元装置の影響で怪異化した犯人が犯行に使った車両。

【情報】
■情報源
・街で囁かれる怪談話
終電が無くなりタクシーに乗った。自宅が遠方で高速道路を利用。走行中に時折トランクから何かがぶつかる物音が聞こえるので運転手に尋ねると、前の客がうっかり忘れた荷物だという。
PAのトイレに寄った際にこっそりトランクに耳を当てると女の呻き声が聞こえた。外から運転席を見ると待っているはずの運転手の姿が無い。恐ろしくなり物陰に身を潜めていたところ、暫くしてタクシーは走り去って行った。

・一般利用者
深夜のPAに一台のタクシーが止まっていた。運転手の姿は無い。近付くと客席ドアが自動で開く。乗るとドアが閉まり走り出す。ドアはロックされ逃げ出すことは出来ない。
運転手不在のタクシーは高速道路を走り、やがてあるPAに止まった。そこは順路に無い場所で、実は黄泉の国である。

・一般利用者
高速道路を運転しているとタクシーが追い越して行った。運転席には誰も居ないように見えた。おかしいと思っていると、前方を行くタクシーのトランクが少し開いていることに気が付く。隙間から腕が出ており、手招きをしている。タクシーはPAに入っていったが恐ろしかったので無視して追わなかった。

⇒情報を照らし合わせるとどうやら地点④のPAが噂の出所であることに気が付く。

■場所
地点④PA

■出現条件
深夜に該当地点に行く。

【対決】
■遭遇
・通常
駐車場に一台のタクシーが停車している。個人タクシーで運転席にドライバー然とした制服姿の壮年男性が座っている。話を聞くと、仕事を終え帰宅途中に休憩していたと答える。主に街で流しているが、家が遠いので遅くなると高速を利用する。その際にはよくこのPAで一服するのが習慣だという。
トランクの中を確認したいと申し出れば応じる。内部に不審な点は無い。怪異について聞くと笑われ、よくある怪談話だと一蹴される。嘘をついている様子は無い。

・発覚後
ホテルの監視カメラに映っていた車両と一致する。このことに探索者が気が付いている場合、誰も乗っていないタクシーが停車している。近付くとドアが自動で開く。すぐにドアが閉まり走り去るのでトランク等を調べている猶予は無い。

タクシーは猛スピードで高速を走行し、次元の壁を付き抜けて進行方向で一番近い要所である異次元の地点⑤に向かう。搭乗した場合、ドアは開かないし運転機器の操作は一切利かない。地点⑤に停車すると勝手に動くことはなくなる(運転することが出来るようになり、時速160キロ以上を出すことで戻ってこれる)。
外から追う場合は、<運転(自動車等)>に成功する必要がある。失敗した場合はドライバーが<幸運>を行いこれにも失敗すると何かしらのトラブルが発生する(事故等)。追跡に成功すると怪異に引っ張られる形で探索者の車両も次元の壁を越える。

次元の壁を越える際に1ポイントの正気度とMPを失う。

■対処法
異次元については別項目(「異次元」)で処理する。異次元から帰還するには再び時速160キロを超えるスピードで走行する。

■顛末
怪異と遭遇した時、タクシーの持ち主は自宅に居る(丁度休日だった)。気が付くと車庫から車が消えていたという。
男性は長年街のタクシー会社で働いていて、最近になって資格を取得し個人タクシーを開業した。その際、中古で車両を購入した。
車両を扱った業者を当たると元の持ち主がわかる。「澤田琢」という45歳の男性。売却時の書類に大都市近隣の住所の記載がある(現在は引っ越しており、小都市にあるバス会社の社員寮在住)。

※澤田琢は少女を拉致した犯人である。
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【怪異】
■名称
INN(イン)ジャン・ジョー

■概要
ホテルに現れるインディアンの霊。

■正体
暗闇に閉じ込められた被害者が、自分を襲った犯人を愛読書に登場する殺人犯(トム・ソーヤの冒険のインジャン(インディアン)・ジョー;ネイティブアメリカンと白人の混血の悪漢)と重ね、その恐怖がイスの次元装置で増幅されて残留思念となり他者の身体を操っている。

【情報】
■情報源
・客
夜中に雄叫びのような奇声が聞こえ、向かうと窓が開いていた。窓の外には走り去る人影があり、外灯に映し出されたシルエットは頭に羽根飾り、手に斧のようなものを持っていた。

・従業員
客室から雄叫びに似た奇声やドンドンと足を踏むような音がする。部屋の中には誰も居ない。
<心理学>→何かを隠している様子。実は妙なことが起きるのは同じ部屋で、被害者・高木明星が最後に客を取った場所。

■場所
地点③ICを降りた個所のラブホテル。

■出現条件
夜間に被害者が最後に客を取った部屋を訪れる。

【対決】
■遭遇
オーナーの原田が羽根の付いたバンダナを頭に巻き、上半身裸で手にした斧を振り回して襲い掛かってくる。正気を失っており、説得は通じない。

■対処
打ちのめすか、<精神分析>で正気に戻すことが出来る。

■顛末
本人が落ち着いた後に話を聞くと、どうしてそういう行動をしたか何も覚えていないという。嘘をついている様子は無い。ただ、どこか暗い場所に閉じ込められているような奇妙な恐怖感を訴える。

原田は「トム・ソーヤの冒険」の文庫本を所持している。本人の物では無く、ある部屋(被害者が最後に客を取った部屋)で見つけた。本にはインディアンハーフの殺人犯インジャン・ジョーが登場し、最後は洞窟に閉じ込められ餓死している。
本にブックカバーが被されており、カバーの端に「hikaru takagi」とサインがある。ホテルでは「高木明星」という売春を行っていた少女が行方不明になっている(ホテルの項目参照)。
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