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[Child Brain] ①

脳外科医「榊原京一郎」には娘がいる。
5年前、最愛の妻が命と引き換えに出産。しかし、生まれた赤子は脳に障害を持ち、目覚めることのない植物状態であった。現代医学では治すことの出来ない娘の脳。苦悩の果て、榊原は娘のために狂気の手段を実行する。


◎榊原医院
津川町に脳外科・外科の個人医院を開業している。
榊原は穏やかな印象を受ける中年男性。

・大石恵の検死
榊原は、大石恵の検死について事件情報なので簡単には口を割らないが、交渉次第で聞き出すことが出来る。

死亡推定時刻は15日午前0時の前後1時間以内。死因は不明。頭部が見つかってないので、首の切断が直接的な死因とは断定できない。胴体部分に他に大きな外傷はなかった。
死体の膣内から精液を検出。AB型の年齢的に16~24くらいの若者のものと思われ、被害者が死亡した後に付着した。死姦の可能性が高い。

尚、榊原は自分のプライベートについては一切口を閉ざす。

・秘密の医院長室
病院の従業員から聞ける情報。
榊原は医院長室に誰も入れさせない。常に鍵を書け、応答は室内の電話を使う。開業以来、そういう姿勢を貫いている。
不審に思った従業員の一人が、榊原が入室する際、こっそり中を覗いた。しかし、ぱっと見た感じは机や本棚のある普通の部屋だった。医院長に知られたくない恥ずかしい趣味でもあるのではないかと、若い従業員の間では囁かれている。


◎榊原京一郎について
榊原は腕の立つ脳外科医として業界では名を知られている。5年前まで京都の有名大学(任意)で教授の立場にあり、付属病院で医者として執刀していた。

・妻と娘
5年前、榊原の妻「美和(みわ)」が死亡している。同日、娘「雅美(まさみ)」が誕生している。
この情報は戸籍に記載されている。

榊原医院の従業員は榊原の妻子について一切知らない(娘の存在自体知る者はいない)。

・不治の病
榊原が在籍していた大学で、彼と親しかった人物から次の情報を得れる。

5年前、榊原の妻が出産後死亡した。彼女は元々体が弱く、相当な負担を伴うことが予想されたが、本人のたっての希望の出産だった。妻の死と引き換えに生まれた娘は脳に障害があり、植物状態であった。障害は現代の医学で治療不可能なもの。
それからすぐ、榊原は娘を連れ、大学を去った。榊原は、死んだ妻の為にも自分が必ず娘を治すと言っていた。
by nurunuruhotep | 2008-10-13 12:57 | JACK | Comments(0)