切り裂きジャック殺人事件

著者:
「宇都宮古(うつみやこ)」
ミステリー作家として有名。売れてる部類に入る。

内容:
首から上にしか愛情を示せない男が引き起こす連続殺人。

最初の犠牲者は、男の高校の同級生だった女性。長年密かに追い続け、理想の首となったので殺害。胴体と切り離し、首だけを所持。
2番目は男の近所に暮らす男性。首無し死体で発見される。女の首を所持していたことが見つかり、殺害。
3番目は大量殺人。捜査班を組織した警察署にダイナマイトを仕掛け、警察官20名を爆殺。
4番目は幼児。逃走のため人質にした少女を殺害。首無し死体が見つかる。
5番目が女子大生。腹を割かれ、臓物の飛び出た状態で発見。酔った女がからんできたため、刺殺。

5番目の殺人以降、男は意識過剰から自分に少しでも関わる者を殺そうとするが、結局、主人公の探偵に追い詰められ捕まる。

男の最後の言葉…
「俺が殺したかったのは一人だけ。愛していたのは彼女一人だけだ」

つまり、犯人が目的としていたのは最初のみで、2番目以降は必要に迫れ犯行を繰り返した。この思考を探偵が読み、事件を解決。

・ホワイトチャペル連続殺人事件
小説のモデル、「切り裂きジャック」については<オカルト>か<歴史>の通常、<知識>の半分のいずれかのロールに成功すれば知っている。

1888年8月から11月にかけてロンドンで起きた連続殺人事件。
ホワイトチャペル周辺で、5人の娼婦が殺される。犯人は捕まらず、迷宮入り。
(但し、時期や被害者の人数については様々な説がある)

「まず売春婦が殺される」というミステリーの定石を築き、リパロロジスト(切り裂き魔研究家)というミステリー考察者を生む切っ掛けになった。
ちなみに作家、宇都宮古もリパロロジストの一人。

「ジャック」とは名前のわからない者を呼ぶ言葉で、日本でいう「名無しのゴンベイ」的な意味。
正体の知れない犯人だから、切り裂き魔「JACK」


◎宇都宮古
東京、田園調布に暮らす。
ブルジョアジィだがそんな雰囲気を一切持たず、むしろ対極的な、人のよさそうな顔した腰の低い中年男性。普段から着物を着ており、昭和初期の作家といった様相。

津川町の事件と自身の著書との類似点には本人も気付いているが、事件との関係については否定する。実際、宇都宮古は事件と関わっていない。

「僕も驚いてるんだよ」
「あの小説は、必要に迫られた殺人というテーマで書いた。だから、犯人が異常者である点はあまり重要じゃない。追い詰められた人間がとる行動といった部分にこだわっている」
「モデルは無いよ。まったくの思い付き」

・ジャックプログラム
話の序に、彼から以下のことを聞ける。

「…そうそう、君、『ジャックプログラム』というのを知っているかね?」

「ここ数年、犯罪学者や作家たちの間で噂になっていることなんだけど、囁かれるのはその言葉だけで詳細は不明。出所もわからなくて、ホワイトチャペル連続殺人事件を解く鍵だとか、英国の機密文書だとか、他にも色んな説がある」
「結局、なんなのかわからないんだけど、これに一緒に付いてくるのがもう一つあって、それが『N.A.R.U.』という文字。これも何を指しているのかさっぱり」

「まあ、わからないことだらけなんだけどね。学校とかで意味の無い噂が流行るでしょ?その類だと思うんだけど」

『ジャックプログラム』、『N.A.R.U.』について調べても、確かにそんな噂が存在するが、それが何を意味するかは一切わからない。
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by nurunuruhotep | 2008-10-10 12:30 | JACK | Comments(0)