08ポラリス
・炎の仮面
久保は「ヘルハウンド」の仮面を所持している。ヘルハウンドは深紅のフルフェイス型のヘルメットで、中央に「×」印が金色で大きく書かれている。久保は戦闘する場合、ヘルハウンドを被り能力を使う。
久保は仲間達の前で力を誇示する目的で探索者の中で一番腕っ節の強そうな者に一騎打ち(タイマン)を持ちかける。ポラリスには久保の他に8人の寧音馬龍のメンバーがいる。
・ハント
久保を痛めつける(5、6点ダメージ程度)ことに成功すると、彼はヘルメットを脱ぎ捨て情けない声で…
「俺は仕方なくやったんだ。瞬みたいになるのが嫌で、仕方なく。なあ、俺を匿ってくれよ。なんでも話すから、俺を助けてくれ!」
久保がそこまで言うと、目の前の空間が裂け、一枚羽の巨大な蛇のような怪物…忌まわしき狩人(<クトゥルフ神話>)が出現する。狩人は久保を頭からひとのみにし、消える。正気度ロール(0/1D10)。
他のメンバーは悲鳴を上げ散り散りに逃げ出す。彼らは十字組との関係等の深いことは知らない。久保に従うことで甘い汁を吸っていたに過ぎない。
・ヴィジョン
ヘルハウンドに触れるとヴィジョンを見る。
夕焼けに染まる神社の光景。赤く映える池の畔で仰向けに小さな女の子が倒れている。その傍らで同じ年くらいの男の子が立ち尽くしている。男の子の顔中、夕焼けよりも真っ赤な液体に塗れている。男の子の口元が不気味に綻ぶ。赤い雫が、鋭い犬歯から滴る。男の子の背後で円形の大きな石が白と黒に明滅している。ここでヴィジョンが終わる。
彗霊神社に行っているなら、そこが神社の池の辺りであることに気が付く。