人気ブログランキング | 話題のタグを見る

15.組織

◎青薙組
津川町の地元指定暴力団。近年は台湾マフィアと繋がり、関西圏に勢力を拡大しつつある。

・仕事
シナリオに関係する青薙組構成員の行動は以下の通りである。主に末次達郎の指示だが、末端の者は意味を理解せず違法行為を行っている。

①シマの監視
仕切っている風俗店などで客と揉め事が起きた際に迅速に(主に暴力で)対応する。繁華街を中心に複数の拠点を置き、常にシマ内に目を光らせている。
この仕事は下っ端が多く、組の内情にはあまり詳しくない。但し、取り扱う売春婦に近年、東南アジア系の人材が急速に増えたことは当然知っているし、それらの人材がアルコルワークスから裏ルートで紹介されていることに気が付いている者も居る。

②ミザールのバウンサー
シマの店の用心棒は主に下っ端の仕事だが、中でも腕っ節の強い者がミザールという店に当てられている。ミザールは末次達郎が経営する高級クラブ。地下に闇医者の鳶口桐比古の診療所があり、店の厄介ごとを請け負うというよりも鳶口の警護と彼の元を訪れる者のチェックが任務である。

⇒6年前の外国人
ここで長く従事している者は、6年前に鳶口の元にある女性が連れて来られたことを知っている。台湾マフィアの連中が連れて来た女性で、自分達のシマの店でホステスをしているのを何度か見かけたことのある外国人…東南アジア系の顔なのにどことなく西欧風な感じがしたことから印象に残っていた…であった。組からは台湾マフィアの指示に従えとしか言われず、女性の素性、鳶口との関係など一切知らされなかった。その後、女性が鳶口の部屋から出てきたところを見た者はいない。

③地上げ屋
立ち退きを拒否する者を強引な手段を使って排除する。牧立建設の受注場所での仕事が主で、開発地での仕事が多い。現在は開発地でのトラブルの処理も行っている。

・末次達郎
青薙組と台湾マフィアを結び付けているのは末次達郎であり、末次大寅の部下がそのまま彼に従っている。末次は青薙組構成員では無いが、現在では組に大きな影響を与えており幹部と同等の地位にある。末次は実業家としての顔を持っており、青薙組との関係が表沙汰にならないように行動に注意を払っている。末次の目的を知るのは青薙組内では彼に近しい者(兄大寅の元側近など)しかおらず、構成員の多くは末次を元幹部の弟で台湾マフィアに顔が利く人物という認識でしかない。

⇒末次大寅の死
末次達郎の実兄で青薙組幹部であった末次大寅は、6年前の8月8日に死亡している。死因は心不全。死亡以前、末次大寅に心臓その他の疾患は一切無く、年一回の定期健診の結果も概ね良好なものだった。

末次大寅は事務所で突然胸を押さえ倒れ、そのまま息を引き取った。事務所に居た複数の青薙組構成員がこの時の様子を目撃している。
大寅は死の二日前から妙な出来事が原因で眠れないと側近に話していた。眠ろうとすると枕元で経を読むような声がするという。しかし、自分の身の回りでそのような音を発するものは無く、原因はわからなかった。死の直前、大寅が「またあの声だ」と漏らしたのを近くに居た者が聞いている。

⇒報復
6年前の駿河黄道襲撃を指示したのは末次である。末次はどういうわけか兄の死の原因を日本語学校経営者の駿河の仕業と決め付けていた。当時、青薙組上層部に末次から駿河を殺害する旨の相談があり、実行犯として浪川平次郎を用立てた。借金塗れでヤク漬けの浪川は青薙組の完全な傀儡で、本人には犯行の目的どころか末次の名前すら知らされていなかった。


◎七星の番人
アルクトゥルスと呼ばれる台湾マフィア。幹部は体に北斗七星の刺青がある。古くからある組織で台湾ではかなりの勢力を誇る。裏稼業の他、一般企業の経営や福祉活動への資金援助などを通じ政財界にも影響力を及ぼしている。世界各地に拠点を置く。日本では幹部の一人である末次達郎の手引きの下、関西圏に進出し暴力団組織に武器の提供や東南アジア系人材の斡旋(主に違法風俗)などを主体に活動している。

・メンバー
現在、末次達郎の下には10名のメンバーが彼に従っている。アルクトゥルスの掟は秘密の遵守でありこれに背いた者は死を持って償わされる。彼らはそのことを肝に銘じており、仲間を裏切ったり秘密を漏らすことは絶対に無い。上司である末次の命令のみを忠実にこなす。
必ず2名は末次の側にボディガードとしており、残りのメンバーは普段はアルコルワークス社の社屋で待機している。


◎BDDP社
米国の臓器バンク。臓器ドナー登録の斡旋と医療現場への臓器の提供の他、保険事業、医療器具・薬品の販売、医療関係の施設や学校などの運営等、事業内容は広域に及ぶ。本社はボストンにある。
経営者はテレーズ・ユンツト、78歳のゲルマン系アメリカ人。医療福祉の分野で有名な人物で、アフリカや東南アジアなどの貧困地帯への物資提供や施設の建設などに尽力している人格者として知られる。

・アルクトゥルス
BDDP社の関連団体に東南アジア方面の貧困地帯の支援を目的にした福祉団体がある。団体のリーダーは「呉聖明」という人物で、七星の番人の幹部の一人メグレズの名を持つ「陣志傑」と同一人物である。福祉を謳っているが、実際には団体とBDDP社間で多額の金が行き来している。

※アプローチ
BDDP社とアルクトゥルスの関係を知る人物は末次達郎とその側近(七星の番人のメンバー)のみである。彼らからこの事実を聞き出すのはほぼ不可能である。しかし、アルコルワークスの裏帳簿にはBDDP社と呉聖明との間での多額な金の行来が記されているし、裏社会の情報通は呉聖明がメグレズこと陣志傑であることを知っている。
by nurunuruhotep | 2010-09-10 17:43 | Descent with modific | Comments(0)